著者は普段から歩く事が好きで、5年程前からトレッキングを楽しんでいます。2年程前からは冬山もトレッキングするようになりました。
そんな著者が冬山トレッキングを初めたばかりの頃に体験したトラブルを基に、トレッキングの際に気を付けるべき事を紹介します。
寒がりなので、歩き始めは着込んでいました。歩いているうちに熱くなり、汗をかいてから上着を脱ぎました。汗をかいてしまった服装で休憩をしていたのですが、体温が下がり、肌寒く感じていました。
天気は良かったのですが、気温が低かった事もあり、汗は乾くどころか冷たくなりました。その後、体温は温まらず、「寒い」「冷たい」と思いながらしばらく歩いていました。
著者は慣れていない事もあり、冷たさを我慢して歩いていましたが、同行者が不調に気付いてくれて、寒いという著者を気遣ってくれました。着替えがあれば着替えた方が良いと言われましたが、あいにくインナーの替えは持っていませんでした。
休憩中はたくさん着込み、温かい飲み物を飲みました。ホッカイロを貰い、首や太ももの辺りを温めたりもしました。快適とまでは言えませんが、前よりも寒さ感じず、最後まで歩く事が出来ました。
汗をかき、身体が冷えてしまうのはとても怖い事です。著者はこの時に初めて低体温症というものを知りました。
最も危険なのは、大量に汗をかいてしまってそのままにして歩き続ける事です。冷...
